【イベントなど】「OPDと中動態」

「オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン」が以上のようなイベントを9月23日に行うとのこと。

www.opendialogue.jp

 

ODNJPシンポジウム:オープンダイアローグと中動態の世界 【

日時】2018年9月23日(日)13時~16時40分

【会場】東京大学駒場Iキャンパス 13号館 1323号室

【定員】450名

参加費】正会員1,000円、賛助会員2,000円、非会員4,000円

 

プログラム詳細は以下:

【プログラム】 全体 13:00~16:40 (講演)13:00~14:40 中動態の世界  國分功一郎東京工業大学) オープンダイアローグと中動態  斎藤環筑波大学/ODNJP)  高木俊介(たかぎクリニック/ODNJP)  石原孝二(東京大学/ODNJP) (休憩)14:40~14:50 (講演者・リフレクティングチーム・参加者によるダイアローグと振り返り) 14:50~16:40 【概要】『中動態の世界:意志と責任の考古学』(医学書院)でケアの分野をはじめ様々な分野にインパクトを与えている國分功一郎さんをお迎えし、中動態の思想がオープンダイアローグにとってもつ意義について考えます。國分さんによる講演に続いて、ODNJPの共同代表である斎藤環、高木俊介、石原孝二により、それぞれの視点からオープンダイアローグと中動態の関係について講演を行います。講演を受けて、講演者同士、リフレクティングチーム、参加者の間でダイアローグとリフレクティングを行っていきます。参加者の皆さまが、オープンダイアローグと中動態の世界に浸り、オープンダイアローグの新たな可能性を見出す場にできればと考えております。オープンダイアローグにこれまで深い関心を寄せられてきて、新たな視点を得たいと考えている方、最近関心を持ち始めてオープンダイアローグの世界に触れてみたい方、哲学に興味があってオープンダイアローグも気になる方など、多くの方にご参加いただければと願っております。 ※中動態について 國分功一郎『「中動態」の世界』(医学書院)では、中動態は、以下のように定義されます。「能動では、動詞は主語から出発して、主語の外で完遂する過程を指し示している。これに対立する態である中動では、動詞は主語がその座となるような過程を表している。つまり、主語は過程の内部にある」。中動態の例としては、「できあがる」「欲する」「惚れ込む」「希望する」などが挙げられます。対話によって「治る」こともまた、中動態に近い現象と考えることができます。  この発想を治療に応用することに、どんなメリットがあるのでしょうか。さまざまな問題行動、たとえば暴力、ひきこもり、飲酒といった行動を、自己責任の問題と切り離して考えることができるようになります。患者はそうした行動を自らの責任において選択したわけではありません。つまり問題行動の過程の外部ではなく、”過程の中”に主語がある状態と考えられます  「べてるの家」の向谷地生良氏は、患者が放火する行為を「放火現象」と呼びました。このように呼ぶことで、患者への問いかけの形が変わります。「なぜ放火なんかしたのか」という問いかけは非難や批判になりますが、「どうして放火現象が起きたのか」と問うことは、批判ではなく分析に向かうでしょう。べてるの「当事者研究」とは、病むことの主体性をいったん解除して、まさに中動態的に、病の機序を知ろうとする態度と考えることもできます。  この「現象」という言い方は、行為の責任を問うのではなく、その行為がなぜ生ずるのか、その要因を冷静に分析し、改善に役立てる上でも有意義です。